[間伐前]
【切捨間伐】
[間伐後](数年経過)
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[間伐直後]
12〜40年生位までに2〜3回程度に分けて切捨間伐をします。
曲がり木や暴れ木などを除き、まっすぐで良質な木材を生産すると共に、下層植生を回復させて土壌の流出を防ぐことで、豊かな森林土壌の形成を図ります。
地拵えを終えた山に、ヘクタール当たり2000本〜3500本を丁寧に植えていきます。
下層植生が成長し表土を覆うため、土砂の流出が抑制され、山の保水能力も向上します。
さらに数年後、立木が成長し、林内が混みあってきたら、再び間伐をして健全に立木が成長する環境を保ちます。
林齢に合わせた適正な立木密度になり、立木が良好に育つようになります。
また、地面に日の光が届くようになり、下層植生の成長を促します。
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立木が混み合い、日の光を求めて上にばかり細長く成長している状態。林内は暗く、地面に日が届かないため下層植生が衰退し、土砂が流出してしまいます。
造林木が雑草・雑木に覆われない様に、毎年1〜2回下刈を行い、造林木の成長を促進します。
【植付け】
優良な母樹から実を採種し、苗畑に播種します。2年から3年苗畑で管理し35cmから65cmに生育した苗木は、山行苗となります。