[間伐直後]
[間伐前]
立木が混み合い、日の光を求めて上にばかり細長く成長している状態。林内は暗く、地面に日が届かないため下層植生が衰退し、土砂が流出してしまいます。
優良な母樹から実を採種し、苗畑に播種します。2年から3年苗畑で管理し35cmから65cmに成育した苗木は、山行苗となります。
森林の施業@ (造林事業)
[間伐後](数年経過)
下層植生が成長し表土を覆うため、土砂の流出が抑制され、山の保水能力も向上します。
さらに数年後、立木が成長し、林内が混みあってきたら、再び間伐をして健全に立木が成長する環境を保ちます。
造林木が雑草・雑木に覆われない様に、毎年1〜2回下刈を行い、造林木の成長を促進します。
林齢に合わせた適正な立木密度になり、立木が良好に育つようになります。
また、地面に日の光が届くようになり、下層植生の成長を促します。
【切捨間伐】
12〜40年生位までに2〜3回程度に分けて切捨間伐をします。
曲がり木や暴れ木などを除き、まっすぐで良質な木材を生産すると共に、下層植生を回復させて土壌の流出を防ぐことで、豊かな森林土壌の形成を図ります。
【地拵え】
【植付け】
皆伐後
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造林事業とは、人工林(針葉樹、広葉樹)を造成する事業です。
人工林を造成する場所の測量から始まり、地拵え、歩道整備、苗木の植え付け、また苗木が育つまでの下刈り、枝打ち、間伐等、森を作り管理し育てる為の作業です。
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皆伐事業の後地において、雑草やかん木・伐採した木の枝などを片付けて整地する作業を地拵えといいます。
地拵えはこの後植林する苗木の成長を良くするための大切な工程になります。
地拵えを終えた山に、ヘクタール当たり2000本〜3500本を丁寧に植えていきます。